核心を押さえた小さな行動が、大きな成果を生み出す

先日の記事のなかで、傾聴する代わりに自分の話を短くしてみた方について触れました。実はこの方は半年近く続いているリーダーシップ研修のご参加者です。自分の話を短くするアプローチは、リーダーシップ開発という大きなテーマを背景として、自社が今置かれている立場や部下の現状を分析するプロセスから浮上したものでした。この方にとってこのアプローチがピカ一だったことが、ご本人が語った成果の大きさからわかりました。

そのご参加者いわく、「自分の話を減らして、相手を理解する時間を増やすようにした。すると、皆が深く考える時間的な間が生まれ、それによって質問やコメントが増え、それによって対話が生まれ、モチベーションがあがった。それだけでなく、部下たちがそれぞれの理解度に応じて自発的に考え始め、相互に質問し、学びあうことでチームワークが前よりも強くなってきた」。

研修を通じてパフォーマンス向上のお手伝いをしていると、受講者が「とても小さな何か」を知らない・気づいていないことが、パフォーマンスや周囲からの評価に悪影響を及ぼしている場面を多々見かけます。

この方の体験はその中でも驚きの結果を生み出した一例でした。本当に小さなことに気づき、実践したおかげで、さながらジグソーパズルの核心の1ピースが埋まって、多くのエリアのパフォーマンスが一気に開花したようです。