有事と平時のリーダーシップ

「リーダーシップ」などと急に言われると、有事の最中に人の先頭に立つとか、鳴り響く反対意見を力強く抑えて戦略を示すとか、檄を飛ばしてモチベーションを高めるイメージがまぶたに浮かぶ人がいるのは当然です。クールな映画やドラマが作り上げているイメージが世間にあふれているのですから。

でも現実の世界でリーダーシップ研修に参加する大半の皆さんは、それよりもはるかに地に足がついていて、堅実にリーダーシップを磨いていらっしゃるように思います。先日ご一緒した管理職のグループもそうでした。一人の方がこんなコメントを残してくださいました。

「有事の際の難しい意思決定は、自分が今後さらに上の役職についたとき、避けて通れない責任だとわかっている。そのために平時の日々の業務で、責任をかぶらないように意思決定を回避したり、失敗を恐れて結論を先延ばししていては、有事の意思決定やイノベーションなどできないと感じた。平時からリーダーシップ強化に取り組んでいきたい。」