最近のニュースによると厳しすぎる校則の見直しが全国で進んでいるそうです。そして新たな校則を決めるにあたり、生徒の希望を聞き、生徒同士の対話を通してなるべく生徒に自律的に決めさせようとする取り組みもあるそうです。
生徒同士が対話をすればするほど異論や多様な事情が出てきて、考慮すべき事情が増えたため、意思決定を延期してさらなる対話を続けることになったそうです。

多様な利害関係者の意見を取り込む対話の機運は、世界的なダイバーシティの意識の高まりの一環のようにも見えます。
冒頭の話は子供の自律的な思考を促進するために効果的だと総括されていましたが、これが企業の中なら状況が異なります。対話のために意思決定を延期できない場合も多いからです。

組織の効率と効果を同時に最大化する対話の手法が、ダイバーシティの果実をスムーズに収穫するための必須スキルです。