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「人材開発はプロセスである」という基本を今風に考えてみる

大人も子供も能力開発のプロセスは変わらない

人材開発の分野で、「人材開発はイベントでなく、プロセスである」という表現が使われ始めたのは、20年近くも昔のことです。ここでいうイベントとは一回限りの出来事の意味であり、プロセスとは一連の行為や過程を指しています。何を学習するのかにもよりますが、多くの能力開発は、大人も子供と同じで、復習したり、練習したりする必要があるものがほとんどです。Knowing Doing Gap(知っていることと、できることのギャップ)としてよく知られている現象です。未知の外国語を習得する状況を想像すれば、すぐにわかる通りです。

研修設計でも、プロセスを忘れない

そうして長い年月を経た今、能力開発のプロセスを、より広い視点からとらえる考えも生まれてきました。研修プロセスとは、特定の研修につながった事前課題や事後学習だけを指すのではなく、学習者が日常の仕事のなかで体験する業務や問題、先輩や部下との交流など、あらゆるものを含んでいるというものです。

一方、近年の研究で、練習に要する時間は私たちの想像よりもはるかに長いことがわかってきました。一説によれば、教えるのに要した時間の約10倍だと言われています。たとえば1日かけてプレゼンの研修を受けたら、使いこなすには10日間の練習時間が必要だというわけです。これだけの日数を研修のフォローに充てるのは、かなり大変です。

プロセスを豊かにする

プロセスとしての能力開発を広い意味からとらえるようにすると「業務の中で自然に練習したり、周囲の人との関わりあいを通して復習したり、SNSで仲間の応援をもらったり、先輩のコーチングを受けたりと、フォローのオプションが広がります。またそのようなフォローのしくみを整えていくとことは、戦略的人事の考えた20年近く前から浸透し始めた多くの国々のHRビジネスパートナーの重要な役目になっています。