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15年のダイアローグ研修を振り返って感じること

先人の知恵、ダイアローグ

おかげさまで、弊社スマートワークスがダイアローグ研修を始めて15年になります。その間に「言いにくいことを上手に伝えるスマート対話術」や「ダイアローグスマート」などダイアローグを取り上げた書籍も出版してきました。

ダイアローグは、古くはギリシャ時代にさかのぼるコミュニケーションの方法です。価値観や意見の対立を解決し、深い絆を築いたり、新しい価値を創造したり、一致団結して行動するのに役立つことがわかっています。

近代以降のダイアローグ

近代ではアインシュタインに近かった物理学者のボームが、アインシュタインと仲間の意見の激突、そして挙句の果ての仲たがいについて、「こんなに優秀な二人がもしもダイアローグをしていたら、それぞれの知恵に学び、協働して、全く新たな分野が拓けたかもしれない」と嘆いていたそうです。さらに近年では、システム思考や学習する組織で知られるMITのピーター・センゲが、組織が学習するにはダイアローグが不可欠だと、ビジネス界に提言しました。

ダイアローグの方法を学べば、意見や価値観が異なる人と、違いを認めつつ協働することができます。また役職や立場を超えて、深いきずなが生まれます。昨日まで敵対していた競合と合併することになったとき、真に一つの組織を作ったり、問題があると思ったとき、自分のキャリアを危険にさらすことなく本心を述べ、組織として賢明な行動を皆に促すことができます。

日本でのダイアローグ研修

15年前にこの研修のねらいとコンセプトを説明したとき、お客様の反応は、良く言って半信半疑でした。

「価値観や立場が違う人と、違いを認めて、理解しあう?私が困っている相手には効かないと思うよ!」「ビッグデータやベストプラクティス研究から作られた研修?そんなものが本当に効くの?」はたまた、「本音で話す?命令されたら、その通りにするのが部下の責任。それができないなら部下に問題がある。そんな部下に気をつかう必要はない。それに、部下が何でもかんでも話したら、秩序が乱れるよ」などなど。

そんな中、あるお客様の、「あなたがた(弊社のことです)の言っていることが本当なら、すごいことです。やってみましょう」の一言で、ダイアローグ研修が始まりました。

ダイアローグ研修で得られたもの

以来、多くの企業のさまざまな課題解決に、ダイアローグの研修を取り入れて頂きました。その結果得られた成果は、予想をはるかに超えるものでした。多くの受講者は、こじれた会話の中で相手にも相手なりの考えや主張があったことを理解します。また相手の視点を尊重しながら力を合わせて協働する方法を模索することが可能であること、そのような対人影響力の発揮によって、自分自身の人間力とでもいうものが高まることを体験します。長年こじれていた関係を修復できたと喜ぶ人、役員に対して何度も失敗した提案に成功した人、社内の風通しが格段に改善したという顧客。弊社の講師は受講者の方々と一緒に、多くの驚きと感動を体験してきました。

これから

グローバル化やITの進化によって、ビジネスを取りまく環境は大きく変化しました。人間関係の希薄さ、高まり続けるダイバーシティ、相次ぐスキャンダルなど、組織のマネジメントには多くの困難が立ちはだかるようになりました。組織や社会で人と人との本質的なつながりがこれほど切望されている時代は、かつてありませんでした。スマートワークスはこれからもダイアローグという名前で結晶された先人の知恵を、多くの人々と共有していきたいと考えています。

 

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